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降水量 水位 水温・気温 吉野川中止率 水文情報 情報リンク集
総貯水容量約3億トンは、国内6位、西日本最大の多目的ダム。1975年の竣工以来、主に香川県の利水(都市、農水)に大きく寄与し、発電、治水に大きな効果を発揮している。
一方で、以下のような問題が発生しており、アユをはじめとした吉野川の水棲生物、河川利用者などに好ましくない影響を及ぼしている。
河川環境の改善に向けて、運転・操作の変更や、施設の改築・改造が求められる。
早明浦ダムの約11km下流にある、山崎ダムの役割は、逆調節ダムで、早明浦ダムに併設されている早明浦発電所の発電放流が、時間単位で変動するので、山崎ダムで放流多いときは貯め、少ないときは放流を多くすることで、ダムより下流の吉野川の水量を平準化する機能を持つダム。ところが、容量が小さいためなのか、下記のように、変動がたびたび発生している。
水は、温度により比重が異なり、4℃を最大に冷たいほど重たくなる。なので、夏季を中心に、春から秋にかけて、ダムは温度ごとの層を形成する。
ダム表面は太陽などにより温められるが、下層を温める作用は小さい。長期的な少雨傾向により、流入水が放流水(利水など)より減少すると、ダムの貯水位は低下し、その減水ペースが速いと、自然の川ではありえない、冷たい水を放流することになる。ある程度水位が下がると温度躍層という急激に水温が低下する層に行き当たり、急激に水温が低下する。
早明浦ダムの貯水量が著しく減少すると、下層の冷水を放流せざる得なくなる。2008年は冷水がはっきりわかる。通常の10〜15℃も低下。なお、8/18のダム直下の吉田橋7℃は、選択取水ができなくなり、最下層の放流管からの放水となった。その影響は下流へも及んだ。
早明浦ダムから0.6km地点。なので、水温はダムの放水口付近を反映。ある程度の水位までは、選択取水施設により比較的濁度の低い層を取水し、放流する。
早明浦ダムの貯水量が著しく減少した2008年はダム下層の冷水を放水。通常の10〜15℃も低下。なお、8/18の7℃は、選択取水ができなくなり、最下層の放流管からの放水となった。