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SRT/急流救助 レスキュー3本部 水温・気温 救急法

TRR/写真 SRT/写真 SR4 2013

ロープ救助競技大会(2日間)

第6回四国ロープレスキューリサーチラリー
2018年12月3日(月)4日(火)
 開催場所:徳島県三好市
 主催:四国ロープレスキューリサーチラリー実行委員会

救助者としての心構え、ロープ及び付随する資器材に対しての正しい使用方法、ロープ救助に関する基本的な知識や技術、そして安全面(ツーロープ、安全率など)に配慮した活動がなされているかを審査いたします。

実想定に基づいた活動環境の中で、日頃の訓練や講習会等において培われた成果を披露する場として、また、同じ志を持つ仲間との意見・情報交換する場として企画しております。

急傾斜地・都市型ロープ救助講習会の案内と開催スケジュール

ロープ救助は、万が一、ロープ・システム(支点、各器具、操作者)が破たんすれば、致命的な事故につながる可能性が高くなります。そのため、常に荷重のかかるメインラインと、メインラインの破損に備えた、ビレイライン(バックアップロープ)の2つのロープ・システムからなる、冗長系のシステムです。

1953年、内芯と外皮の二重構造のカーンマントル・ロープが開発され、登山や洞窟などのスポーツアクティビティの資機材は大きく変革を始めました。スポーツの資機材は、救助分野へも転用され始め、1980年代には、ブリティッシュ・コロンビア州テクニカル救助評議会(BCCTR)により、ビレイ適性落下テスト法(BCDTM)の開発と10:1静的システム安全率(SSSF)が提唱され、メインラインとビレイラインのツーロープ・システムの救助方法が確立しました。

その後も、救助専用と安全かつ有効に救助用にも共用可能なロープアクセス用の資機材の開発が進められ、また各テストも実施されてきています。

NFPA(米国防災協会)の各基準、ロープと器材(NFPA1983)は1985年から、救助者の職務要件(NFPA1006) は2000年から、訓練運用基準(NFPA1670)は1999年からそれぞれ策定され、各基準は5〜6年ごとに改定されています。本コースはNFPA基準に準拠しています。

高所作業でも、欧米では2000年前後に、2系統の確保を基盤とする各衛生安全の法律が成立、義務付けられ、日本でも、2016年に、ロープ高所作業特別教育が公示・義務付けられています。

BCCTR以来、30数年、現在、大きな変革が進んでいます。

四国レスキュートレーニングセンターでは、NFPA1006、1670、1983、すべて最新版(2017年)にアップデートしています。

レスキュー3 TRR-T テクニカルロープレスキュー・テクニシャン(3日間)概要

崖地や急傾斜地、建物の壁面、崩壊地など足場が不安定で現場までの到達が困難な場所において、ロープを使用した救助活動を行う際に必要となる救助者としての心構えを始め、ロープを含めた資機材の正しい使用法、ロープ救助に関する基本的な知識や技術そして安全面などを3日間で学んで行きます。

職業的救助者の方はもちろん、アウトドア活動の指導者や、各関係者におすすめいたします。

当コースは、NFPA(米国防災協会)の NFPA 1006と1670 テクニシャン・レベルに準拠したコースです。 四国レスキュートレーニングセンターでは、NFPA 1006、1670、1983、すべて最新版(2017年)にアップデートしています。

履修項目はレスキュー3 ですが、内容は、ロープ救助の基本原則に、可能な限り最新の情報・技術、説明資料を提供します。

初日に救助者としての心構え・考え方(救助哲学)や、装備に関しての知識面を机上講習で学び、ロープ救助の基礎となる結び方や、支点作成、倍力効果を利用した基本的なロープワークを実地で学びます。

2日目はそれらを応用した急な斜面での上昇及び下降技術と救助法を実施。最終日はより組織的なロープテクニックを駆使し、ビルや自然地形の垂直な壁や、渓谷などでの上昇及び降下技術と救助法を実施します。

受講生のニーズや、時間が許す限り、最新の情報も提供いたします。

ただし、3日間では十分とはいえませんので、ワークショップや次の段階の講習受講をお勧めいたします。

机上講習/救助の考え方、BCCTR(1980')、EMBC(2016)、落下率、BCDTM、安全率、NFPAと各基準(ANZI、OSHA、EN、労働安全衛生規則など)の紹介と関連、墜落保護システム、支点作成、各資機材の紹介(MPD、ID含む)、ハーネスの種類(フルボディ、シット、ベルト)と機能(ポジショニング、作業制限、墜落停止)、チームオーガナイズ(ICS、IMS)、コミュニケーション(コマンド)、倍力、分力、合力、サスペンション(吊り)不耐性(起立不耐性、サスペンション・トラウマ)など

実技講習/結索(ノット・ベンド・ヒッチ)、支点(流動分散、固定分散)、エマージェンシーハーネス、メカニカルアドバンテージ(倍力)システム、救助活動を行なう際の基本的な手順、ツーロープ・システム(メインとビレイ)、高取支点、人工支柱(三脚、Aフレーム他)、デュアル能力ツーテンション・ロープシステム(DCTTRS)、ピックオフレスキュー、緩傾斜(ローアングル)、担架搬送、アリゾナ・プレ・リグ、ロープアクセスによる登高・下降、ノットパス、急傾斜・垂直(ハイアングル)、水平救助(クーティニーハイライン、オフセットなど)
(注意:状況により、内容は入れ替わります。)

受講料/48,000円 講習料&認定料+教本代(追加最新資料含む)、傷害保険加入料

2019年10月1日の消費税10%への改定に合わせ、TRR-Tの受講料は49,000円(税込)となります。

希望者にには、学科1.5時間の追加補講で、ロープ高所作業特別教育修了証を発行いたします。追加費用2,000円(税込)

レスキュー3 TRR-T テクニカルロープレスキュー・テクニシャン(3日間)開催スケジュール

  1. 2019年4月16日(火)〜18日(木) 開催場所:徳島県三好市
  2. 2019年6月8日(土)〜10日(月) 開催場所:徳島県三好市
  3. 2019年9月以降の日程場所調整中  開催場所:(未定)
  4. 2019年9月以降の日程調整中 開催場所:徳島県三好市
  5. 講習日程や出先講習の希望あれば、お問い合わせください。

講師:矢野 哲治

徳島県三好市で年数回、日本各地で開催を予定しています。
出張講習や、ワークショップなどの要望も受け付けております。
他のエリアでの開催も可能です。ご希望があれば、お申し出ください。

TRR-T講習写真| その1| その2| その3

TRR WorkShop テクニカルロープレスキュー・ワークショップ(1日間)開催スケジュール

TRR ワークショップでは、基本的にレスキュー3 TRR-T(もしくは同程度の講習会)修了者を対象に難易度の高いフィールド(断崖など)において担架の上げ下げを試みたり、深い渓谷をはさんでハイラインを張ったりなど、これまでに学んだ知識と技術を総合的に応用して、より実践的、かつ応用的な実技を行います。

また3日間のTRR-Tコースでは紹介することができなかった様々な技術、レスキューフレームの作成方法、真後ろにアンカーがとれない場所での応用的な支点作成方法、、様々な水平救助(各オフセット、各ハイラインなど)、ピックオフの様々なパターン、最小限の資器材での引き上げ降ろし、1人で2人を引き上げる技術を学んだり、納得のいくまで繰り返し練習を行います。

ワークショップでは様々なパターンを用意できます。できるだけ参加者の希望に添う内容を目指していますので、是非、希望を事前にお伝え下さい。

受講料/15,500円 講習料、(必要に応じた)最新資料、傷害保険加入料

  1. (未定)随時、開催可能 開催場所:徳島県三好市  講師:矢野 哲治
  2. (未定) 開催場所:徳島県三好市  講師:阿部 恭浩

ワークショップは、TRR-T講習の前後に開催調整できます。
他のエリアでの開催も可能です。ご希望があれば、お申し出ください。

ロープ高所作業特別教育(1日間)

2016年7月1日から、足場、手すりなしの高さ2メートル以上で、傾斜40度以上の斜面・高所で仕事として作業される方には必須となる授業です。

(ロープ高所作業に係る業務に係る特別教育)第23条 安衛則第36条第40号に掲げる業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行います。

労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号)の一部を次のように改正する。平成28年7月1日から施行する。

第36条第1項の次に次の一号を加える。
40  高さが2メートル以上の箇所であつて作業床を設けることが困難なところにおいて、昇降器具(労働者自らの操作により上昇し、又は下降するための器具であつて、作業箇所の上方にある支持物にロープを緊結してつり下げ、当該ロープに労働者の身体を保持するための器具(第539条の二及び第539条の3において「身体保持器具」という。)を取り付けたものをいう。)を用いて、労働者が当該昇降器具により身体を保持しつつ行う作業(40度未満の斜面における作業を除く。以下「ロープ高所作業」という。)に係る業務
第39条第1項中「及び第39号」を「、第39号及び第40号」に改める。
第539条の2第1項中「高さが2メートル以上の箇所であつて作業床を設けることが困難なところにおいて、昇降器具(労働者自らの操作により上昇し、又は下降するための器具であつて、作業箇所の上方にある支持物にロープを緊結してつり下げ、当該ロープに労働者の身体を保持するための器具(以下この条及び次条において「身体保持器具」という。)を取り付けたものをいう。)を用いて、労働者が当該昇降器具により身体を保持しつつ行う作業(40度未満の斜面における作業を除く。以下この節において「ロープ高所作業」という。)」を「ロープ高所作業」に改める。

学科教育(4時間)/ロープ高所作業に関する知識、メインロープ等に関する知識、労働災害の防止に関する知識、関係法令

実技教育(3時間)/ロープ高所作業の方法、墜落による労働災害の防止のための措置並びに安全帯及び保護帽の取扱い、メインロープ等の点検

受講料/12,000円(講習料、テキスト代、認定証) ※申し込み人数により減額あり。

  1. (未定)随時、開催可能 開催場所:徳島県三好市  講師:矢野 哲治
     ※出張講習も受け付けております。

TRR-T有資格者には、学科1.5時間のみ受講で修了証を発行いたします。追加費用2,000円(税込)

TRR-T有資格者で、昇降と下降技術が満たない場合は、実技学科2時間の履行が必要です。追加費用3,000円(税込)

出張講習も受け付けております。

レスキュー3各コース申し込み用紙/こちらよりダウンロードできます。(PDF形式、350KB)

最少催行人数/何れのコースも6名以上

募集締め切り/一次締め切り 開催日の1ヶ月前
※1ヶ月前に最少催行人数に満たない場合は、申し込み予定者に通知し、最終締切日を決めます。

受講資格

○満18歳以上の方

○次の疾病及び疾患が無い方

  • 慢性的な脊柱の疾患
  • 腰痛
  • 膝の痛み
  • 慢性的座骨神経痛

○その他慢性的な症状、極度の身体的問題(心臓病、糖尿病等)、3ヶ月以内に起きた肩の脱臼

○コース設定の全ての行程に参加できる方

申し込み、お問合せ、ご不明な点などはサファリまで(担当/矢野)

TEL. 0883-76-0745 FAX. 0883-76-0746