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降水量 水位 水温・気温 水文情報 情報リンク集 早明浦ダム
※2004年までの各データを集計・分析しています。
公表されている過去47年間の「豊永」(現「大豊」)水位流量観測所のデータから、吉野川の河川流量の傾向を調べてみました。
なお、早明浦ダムにより夏季の渇水が減少したため、減水〜通常〜増水量では、ダムの本格運用が始まった1975年以降を採用しています。
早明浦ダムは洪水を起こすような大増水時には積極的に貯留しますが、ラフティングが中止になる程度の増水ではそれほどダムの影響は少ないので、中止率については、できるだけ長期間のデータにより平準化、傾向を知るために、最も古い1958年からのデータを利用しています。
春からの秋にかけての期間を対象とした場合、第1期/春から5月中旬、第2期/5月下旬から9月中旬、第3期/9月下旬以降の3つの期間に大きく分けられます。
中止率は4%以下で、第3期と同様極めて開催率が高くなります。
この期間、1週間以上ごとに温帯低気圧による定期的な降水が期待できますが、余り降らない期間が1週間以上続くと、減水し、激流というより、急流くだりとなります。
ただし、減水時はダム放水が余り加わらないことで、驚くほど透明感のある清流に出会える率が高くなります。
定期的に訪れる温帯低気圧は、しばしば前線が発達し、50〜200mm程度の大雨をもたらすことがあり、場合によっては1日程度増水中止のこともあります。その後、数日は、確実に増水激流を楽しめます。
5月20日から9月上中旬頃までは、香川県や吉野川の下流の水田用により多くの河川水を供給するため、早明浦ダムからの放水は、他の時期より多目に、長時間になり、2、3週間まともな降水がなくとも、安定した増水=激流が期待できます。
この安定増水期の中でも、特に5/20〜6月中旬の1ヶ月がもっともお勧めの期間になります。なぜなら、6月下旬〜7月中旬は梅雨末期の大雨により、7月末〜9月中旬は時々来襲する台風により、増水中止となる率がもっとも高くなります。
それに対し、5月下旬〜6月中旬、7/16〜25は中止率6%以下。(さらに詳細に見れば、5/21〜31と、7/21〜25は中止率4%以下)
表現を変えれば、5/21〜6/20までの、増水こぼけ&増水おおぼけ変更コースの開催率は、90%を超え、増水激流を最も期待できる1ヶ月になります。
(さらに詳細に見れば、5/21〜6/15の増水こぼけ開催率は70%以上です。)
水田への導水が終了し、ダム放水は春のレベルに下がります。
それでも、9月下旬からしばらくは、台風や秋雨前線の影響で、増水の率が高くなっています。
秋が深まるにつれ、たまに訪れる温帯低気圧による降水を除き、徐々に川の水は減水してゆきます。
最も中止率の低い期間になります。
※表をクリックするともう少し大きなサイズでみることができます。
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